たねのはなし
新しく始めることに名前をつけようと考えたときに、ふと、大好きな先生からいただいた、大好きな絵本を思い出して名付けた、TANE。
「眠る種の話」という絵本はまさに、種が眠りから覚める時間を、その種のペースでいいんだよ、と、大事に大事に描かれたもの。
種には種の時間があるから、と繰り返されたことばが心に強く残った。
それぞれのペースが違うこと,それぞれの時間の感覚が違うことは,言葉では分かったようなことを言っても,感覚的にそれが違うということをわたしたちはあまりにも理解できないように育てられてきたような気がする。
だからこそ,その感覚的な違いについて,「ちがっていいのだ」ということを前提に,「ちがい」を認めたのちに,「みんなとうまくやるには?」と考えさせていくことが大事なのだと思う。
「ちがうから,ちがったままでいい」
「ちがうけど,がまんする」
「ちがうから,おなじにならなくてはならない」
も,何か違う。
「ちがうけど,ここはおなじ」「ちがうから,おもしろい」「ちがうけど,たのしい」
それが当たり前なんだと思う。
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